3大学連携事業とは
食の安全・安心の確立が社会的ニーズとなる中で、農学教育の課題も生産拠点を重視しつつ、食に対する総合的知見を有するスペシャリストの育成が焦点となっています。
食料基地北海道に拠点を置く3大学は、これまでそれぞれ対象地域、研究分野を異にする独創的な教育研究を行ってきましたが、本事業ではそれを補完・拡充するネットワークを形成し、自治体ニーズにも対応した地域拠点型教育研究システムを構築します。
具体的には、第1に、食の安全・安心基盤学のプログラム構築を行い、共通大学院コースでのDiploma授与と農村社会人教育によるマイスター授与を行います。第2に、循環農業と地場型食品生産をめざす総合的支援システムの確立を図るとともに、消費者・関連企業に向けた情報提供を行います。
このような取組の核として地域拠点型農学エクステンションセンターを設置、さらに地区別の農村サテライトを配置し、食の安全・安心に関する国民的合意を目指します。