2.連携取組の趣旨
「食品の安全・安心基盤学」の理論的枠組みは、3大学の循環型農業研究分野と食品生産研究分野の基礎・応用・普及研究を相互に補完して構築します。
相互補完は図1に示した地域拠点型農学エクステンションセンターのもとで実施します。これは、各大学の大学院組織ならびにエクステンション部門と自治体等との連携により新設する8ヶ所の農村サテライトから構成されます。北海道立農業試験場と北海道地域農業研究所との連携を加えます。
教育研究部門については、食の安全安心基盤学プログラム専門委員会を各大学の大学院により設置し、サテライトでのフィールドワークとあわせプログラムの開発と実践を行います。「食の安全・安心基盤学コース」による大学院学生へのDiproma認定プログラム、地域社会人を対象とした「食の安全・安心マイスター」認定プログラムがその内容です。
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さらに、社会貢献プログラム専門委員会を各大学のエクステンションが連携して設置し、農村サテライトを拠点とした地域農業戦略プログラムを大学院教育の一環として策定します。
ここでは研究者・学生・地域住民・関連産業などが共通の地域で参加し、教育研究を品質管理のPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)に当てはめ向上をはかります。また、新たな学問的成果を広く消費者・企業に発信して社会貢献に役立てます。