第2回農経シンポ@帯広畜産大学 のご案内
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先月開催された、第1回農経シンポに引き続き、第2回農経シンポも、戦略連携事業で導入されたテレビ会議システムを使って、3大学を結んでおこないたいと思います。
報告テーマなど確定しましたので、正式版ということでお願いします。
日時:5月28日(木)午後1時半から
場所:帯広畜産大学総合研究棟I号館E2501, 02
報告者
第1報告
報告者:樋口昭則・樋口聖哉(帯広畜産大学)
報告テーマ:実取りトウモロコシの経営的評価-酪農経営と畑作経営の連携を前提とした評価-
報告要旨:
輸入穀物への依存度を低下させることは、わが国畜産の経営的安定性を確立するための課題といえる。本報告では、飼料用トウモロコシの子実を収穫し、サイレージとして利用するシステムの構築とその成立の可能性を考察する。
第2報告
報告者:原 仁(道立農業試験場)
報告テーマ:経営研究者からみた現地実証プロジェクトの進め方-TMRセンターの設立事例を通じて-
報告要旨:
農業研究機関では、現地実証型の研究プロジェクトが盛んに行われるようになり、プロジェクトリーダーの役割が、研究成果および普及に大きな影響を及ぼしている。
自称経営研究者である私の経験を踏まえて、今後、プロジェクトリーダーとなる後輩の経営研究者にエールを送る。
道央圏、また、畜大に行くのはちょっと遠い、とおっしゃるかたも、ぜひ酪農学園大学、北海道大学からご参加下さい。よろしくお願いいたします。
4月30日に、通信を使って3大学を結んで行う研究会を開催いたしました。
これは昨年度より帯広畜産大学で行われている「農経シンポ」の拡大版でありまして、せっかくの研究会なので、酪農学園、北大からも参加していただこうということになったわけです。
当日は道立農業試験場の山田さんから、農作業受託組織であるコントラクターの新たな動向についてご報告していただきました。コントラクターは酪農において一般的ですが、畑作農業でも重要な役割を果たしている事例が見られるようになりました。山田さんのご報告はその成立要件を、コントラクターの経営面から分析したものでした。
大変興味深いご報告で、報告と議論をあわせて2時間近く費やしたのですがそれでも議論はつきず、そのあと懇親会に場所を変えても、大いに盛り上がりました。
今後とも農経シンポは3大学連携としても開催したいと思います。次回は5月28日(木)午後1時半からです。酪農学園大学、北大からも多くの方のご参加をお待ちしております。
戦略GP「食の安全・安心の基盤としての地域拠点型教育研究システムのネットワーク形成」を全学的なプロジェクトとして進めています。酪農学園大学では教職員への幅広い理解と、実施に向けた意見徴収のため、教育GPと共同で開催。学長のあいさつの後、DVDによる映像で半年間の取り組みを紹介、説明し、およそ以下の意見がありました。
1)食の安全・安心基盤学プログラムに関して
・LMS(Learning Management System、Docebo)は有効な手段。
教学システムUNIPAとの有機的な連携が必要。
2)社会貢献プログラムに関して
・サテライトニーズで示された地域の課題は戦略GPの取り組むに留まらず、各学科・
研究室の課題として取り組む必要がある。
・事業期間終了後の取り組みをどう進めるのか考える必要がある
・多くの課題があるが、地域と協議して優先度の高いものから取組を進める必要がある。
この他、教育GPへの意見として、地元道央地区との連携を進めるべきという意見がありました。
道央地区は戦略GPのサテライトとして、今後いくつかの活動が始まります。多くの方の参加をお願いいたします。
こちらは教育GPの紹介です。
実践酪農学コースも設置
事業推進にあたり有意義な意見交換会となりました。
2009年度の取組が本格化。4月16日、テレビ会議システムで3大学を繋いで、サテライトワーキンググループ準備研究会を開催。営農データベースの作成と利用について、酪農学園大学でのこれまでの取組を紹介し、今後に向けて以下の意見を交換しました。これは社会貢献プログラム地域農業戦略セクションの一つの取組です。
↑ TV会議システムを使って3大学を繋いでいます。
上の画像 上部左側が北海道大学の中講堂、下側中央が帯広畜産大学です。
下の画像は、干場先生からのこれまでの取り組みの報告です。
今回の研究会では、
1) データベース構築の内容と
管理主体をどうするか。
2) データベース解析の手法を他
サテライトでどう利用するか。
3) 経営改善には個別対応が
必要となり、分析・相談を誰
がどう実施するのか。
等について論議。
今後、北大・畜大での調査事例についての報告を基に継続してテレビ会議システムを利用した研究会を開催することとしました。