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酪農大 eラーニング研究会

Posted on 9月18日 by 酪農学園大学 | パーマリンク

9月17日、酪農学園大学にてeラーニングについての研究会を行いました。
eラーニング研究会
本学の教職員 15名が参加し 授業収録・配信の方法や学習支援の在り方について、
半年間の試行によって浮上した課題などを踏まえた、それぞれの意見を交わしました。

4月から講義の収録を行い 学生に公開していた先生からは、
Web上で講義内容を見られるようにしたり 小テストを行うことで 学生の理解度が高まった。
講義を欠席した学生の自習教材として有効に利用された。 という事例が紹介されました。

その一方で、参加者の先生からは、教室での講義をそのまま収録する場合、
参考資料として使っている他の人の著作物について 許諾問題が発生するため※
ほとんどの講義を収録することができない。という意見や、

教室では生徒の名前を呼んで話しかけるような場面もあるので、
公開するコンテンツとして ふさわしいものにならない。
eラーニング用のコンテンツは 講義とは別に収録する必要があるのではないか。
といった意見も出されました。

eラーニング研究会
研修会には酪農学園大学の谷山学長も出席しました。
先生、どうでしたか?

今後は、後期から試行的に開講される 食の安全・安心基盤学について、
なるべく多くの学生に見てもらえるよう 課題を解決しながら eラーニングのシステムを充実させて参ります。

※教室での講義では著作物使用についての許諾が法律上免除されている。
eラーニング研究会
(山崎)

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第5回農経シンポ

Posted on 9月17日 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

第5回農経シンポ第5回農経シンポを次の通り開催いたします。

報告者:白井康裕(十勝農業試験場)、林芙俊(帯広畜産大学)
日時:9月24日(木) 13:30~
場所:帯広畜産大学総合研究棟I号館2階 E2501・E2502

報告タイトル・要旨

(1) 林芙俊:ミカン産地における農家間品質格差と地縁的組織の役割

 戦前からの産地化の歴史を有するミカン産地は、共販組織の自生的な展開が見られたが、それは集落などの地縁的結合に依存したものであった。こうした組織化は、戦後のミカンの価格低迷の中で、共販組織が品質の高位平準化などに取り組む基盤となってきた。
 本報告では、こうした組織基盤のもとで、ミカンの品質の農家間格差がどのように形成されてきたのかを考察する。

(2) 白井康裕:畑作地帯における環境保全型農業の現状と課題

 現在、農地・水・環境保全向上対策に見られるように、環境保全型農業が注目されている。これまで北海道において環境保全型農業の経済性等を整理した研究成果は、水稲やたまねぎのように連作が可能な作物を中心としており、輪作を前提とした畑作物に関する知見は存在しなかった。
 このようのことから、本報告では、十勝管内の「北のクリーン農産物表示制度(YES! clean)」に登録された産地での実態調査をもとに、畑作地帯における環境保全型農業の経済面での特徴とその課題を明らかにすることを目的とする。

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農村サテライト実習反省会

Posted on 9月16日 by 北大 | パーマリンク

9/15に北大札幌サテライトにおいて、8/19より実施した「農村サテライト実習ツアー」に参加した学生・院生に集まっていただき、実習の感想に関する意見交換会を行いました。

今年初めての実施ということで、参加者にはいろいろと大変な点もあったようですが、来年度の本格実施に向けて、貴重な意見を聞き取ることが出来ました。

実習に参加する時期や日数についての意見や、事前にサテライトにあるポリコムを活用して実習先の農家の方々と意見交換をするなど、実際に行ってみなければわからない点がいろいろとわかりました。皆様、どうもありがとうございました。

単なる農作業実習ではなく、地域で開催される営農座談会への参加、地元高校生との交流会など、大変有益な意見をもらいました。出来るだけ実現できるように取り組んでいきたいと思います。

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―クミカン分析プログラムの効果と課題―JA浜中町で研修会を開催

Posted on 9月16日 by 酪農学園大学 | パーマリンク

 本事業で連携している(社)北海道地域農業研究所と酪農大とで開発してきた「クミカン分析プログラム」は、すでに試験的に、他の農協で使用されてきました。データベースが充実している浜中町では、「クミカン」という経営収支だけではなく、技術を含めて分析を充実させる事が出来ます。
 9月7日の研修会では、プログラムの使用事例をもとに、「何が分析できるか」、「どの活用すべきか」を紹介しました。研修会にはJAの経営コンサルティングを担当する職員が参加しました。単に、データを農家に示すだけではなく、農家の主体的な参加、改善しようとする意識、JAとして進める改善の方向などを明確にしながら、活用することの重要性を示しました。

 現地で経営改善に役立つプログラムに改善するには、実際に利用することが大切です。営農相談に携わる方々が、実際に課題を整理して活用された分析、必要とするデータを、実践から明らかにしていく作業が必要になります。こうした実践的な取り組みをもとに、プログラム開発を進めていくのが、この3大学連携事業の取り組みの一つです。

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← 吉野先生によるクミカン分析
  プログラムを使った説明

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会場となった浜中町農協の会
議室には23名の方が参加→

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道外サテライト視察報告その2~愛媛大学~

Posted on 9月11日 by 北大 | パーマリンク

≪8月19日・愛媛大学公開講座≫

19日は愛媛の松山市に移動し、愛媛大学にてワシントン州立大学のレイモンド・A・ジュソーム教授による「アメリカの大学エクステンションと地域連携」と題した講演を聴講してきました。

愛媛大学も県内3市(四国中央市・今治市・宇和島市)にサテライトを設置しています。今回の講演は、大学の地域貢献活動のなかでのサテライトの位置づけ、機能充実や発展方向を明確にするために、大学の地域貢献プログラムの先進地アメリカから専門家を招いて開催されました。

講演でジュソーム先生は、大学での専門知識を、どうやって農家に伝えていくか、その普及事業の歴史的な経過を、今後の課題を含めお話されていました。
普及員には段々と高度な知識が必要とされるだけでなく、地域問題に関する幅広い活動が求められるようになってきたことから、インターネットを通じたエクステンション活動が活発化されているようです。現在は財政的な制約が大きく、人的資源の削減や活動の幅の限界もあるようです。また、和歌山大の西川先生のご意見と同様に、活動に関する成果への圧力も高まっているとおっしゃられていました。

躍動感あふれるジュソーム教授

躍動感あふれるジュソーム教授



講演の後にはジュソーム先生、愛媛大学で今回の講演のコーディネーターをされた村田武教授(宇和島サテライト長)にお時間をいただきました。ジュソーム先生からは(高梨子と窪田へ)「girls be creative!」コネクションはいつ、どこでもできると、研究・活動ともに応援していただきました。

ジュソーム教授、村田教授と

ジュソーム教授、村田教授と



今回の視察では、我々の活動において人づくりが一つの課題であると感じされられました。まず、地域に積極的に問題を提起してもらうためにも、大学を主体としたものだけではない交流も必要ではないかと思われます。また、研究者同士も情報交換をし、最終的に共著の本を出版するなど、研究者として同じ目標に取り組むことも魅力になるのではないでしょうか。(了)

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