最新記事を表示する地域拠点型農学エクステンションセンター トップへ

農村サテライト実習ツアー(十勝編)

Posted on 8月20日 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

 8月19日,20日にかけて,3大学連携による農村研修が十勝の帯広市,鹿追町,新得町で行われました.

 帯広市では,帯広畜産大学のフィールド科学センターにおいて,バイオセキュリティーについての説明を受けた後,乳製品工場と牛舎の見学をしました.畜大では,『ウシ部』というウシの世話や搾乳を行うサークルがありますが,皆興味深げに,その活動内容についての説明を聞いていました.また,良質なサイレージは人間が食べてもおいしいことなど,様々な新しい知識が得られました.

 その後,鹿追農協で,鹿追町の農業の概要や交換耕作についての説明を受けました.鹿追町は畑作,畜産ともに盛んで,畑作農家と酪農家の間で耕地を交換して作物を生産する,交換耕作が活発に行われています.そこで,交換耕作の長所,短所について分かりやすく説明していただきました.

 また,鹿追町では藤田牧場に伺いました.藤田牧場は,都市の人々に農業生産について知ってもらうため,積極的に観光客や修学旅行生を受け入れています.これまでに,牛乳が苦手な子が,牧場の仕事を知ることで,牛乳を飲めるようになったケースもあるようです.

 最後に,新得町の北海道立畜産試験場で,疾病対策にバイオテクノロジーが,どのように利用できるかについて講義していただきました.農村研修は以上で終了ですが,引き続き,富良野市で約2週間の農業実習を行います.

ツアー集合写真

Bookmark this post:
Digg Del.icio.us Reddit Furl Google Bookmarks StumbleUpon Windows Live Technorati Yahoo MyWeb

 「授業・実習の収録順調に進む、一部をweb上で公開開始」

Posted on 8月12日 by 酪農学園大学 | パーマリンク

「授業・実習の収録順調に進む、一部をweb上で公開開始」

連携事業「食の安全・安全安心の基盤としての地域拠点型教育研究システムのネットワーク形成」の教育プログラムでは授業や実習を映像として記録し、これをeラーニングシステムにアップロードしています。平成22年度前期から学生や社会人がweb上でも学ぶことをできるようにします。

p10004482
授業は、授業収録システムを搭載したパソコンに、先生の動き、顔、声、スクリーンに映し出されたパワーポイントの画像などが記録されます。同時にビデオカメラでも収録しています。



←ノートPCの画面左上につい
ている、小さなWebカメラと
マイクで授業をしている先生
の映像と音声をリアルタイム
で収録

p1000442
これを合わせてeラーニングシステムにアップします。


受講できなかった学生や社会人、復習したい学生などが自分のパソコンで教室での内容をそのまま学ぶことができます。


p1000144

p1000136

また、ビデオカメラで収録された実習の映像は言葉や図表だけでは理解し難い事柄をパワーポイントに載せて講義に利用できるようになります。










すでに一部の授業はweb上で視聴が可能です。いまは酪農学園の学生のみが対象です。酪農大学の連携教員、eラーニング研究会メンバーの方も視聴できます。酪農学園の他の先生方は、下記アドレスにアクセスしていただき、ゲストで視聴できます。システムが整いしだい、全教員職員に可能な授業を公開します。北海道大学や帯広畜産大学の学生、農村サテライトで地域の方々も視聴できるようになります。
e38389e382bbe3839ce5909b1

ご覧になった皆さん。連携センターにご意見、ご感想をお寄せ下さい。また授業収録システムの新規利用の方も募集中です。
講習会も随時実施します。より使いやすいシステムに作り上げていきます。







まずはDoceboにアクセスしてみて下さい。
↓ アドレスはこちら。
http://fs-lms.rakuno.ac.jp/docebo/
(酪農学園大学内からのみアクセス可能)

Bookmark this post:
Digg Del.icio.us Reddit Furl Google Bookmarks StumbleUpon Windows Live Technorati Yahoo MyWeb

連続講演会「ふゆみずたんぼと生きもの調査」第3弾

Posted on 8月12日 by 酪農学園大学 | パーマリンク

連続講演会「ふゆみずたんぼと生きもの調査」
-「有機稲作技術の変遷と北海道における挑戦」-

p1000417

 連続講演会「ふゆみずたんぼと生きもの調査」第3弾は「有機稲作技術の変遷と北海道における挑戦」と題して、NPO法人民間稲作研究所代表稲葉光國さん(NPO法人生物多様性農業支援センター副理事長)を講師に迎えて開催しました。水田・稲作をモンスーン地帯に開花した「文化」として捉えること、これを支えてきたのが「多様な生き物」であり、今、この生き物が住みやすい環境を整え、活用することの重要性が強調されました。

e59bb32
 北海道でも、生き物多様性を活用したイネづくりへの挑戦が始まっている。実践例を紹介しながら、課題と新たな技術がもつ意義が説明されました。

 有機稲作の大きな技術的課題は「除草」、これまで紙マルチやアイガモなどで対応してきたが、コストや環境上問題があるとした。


e59bb311



e59bb33
 「ふゆみずたんぼ」として進められている有機稲作の大きな特徴は、「水管理と代かき」による「抑草」と「生物の多様性」を活用することにあることが紹介された。
 
 その他、種もみの消毒、成苗1本植えなどの特徴ある技術が紹介された。


 


 
 

 講義終了後、学生から提出されたレポートをみると、「食と環境の関連」、「水田の多様な生物相」などをキーワードとして印象深い講義であったことが記され、学生たちの「ものの見方、考え方」に大きな影響を及ぼしたようである。
p10004152
 

Bookmark this post:
Digg Del.icio.us Reddit Furl Google Bookmarks StumbleUpon Windows Live Technorati Yahoo MyWeb

3大学連携セミナー(ドイツ有機農業)のご案内

Posted on 8月05日 by 北大 | パーマリンク

3大学連携セミナー「ドイツにおける有機農業とそれを支える教育研究」(8月25日)

多くのみなさまのご参加をお待ちしています。

************************************************************

★話題:「ドイツにおける有機農業とそれを支える教育研究」

★講師:Knut , Schmidtke 博士(クヌート シュミツケ)
ドイツ ドレスデン大学農学部 有機農業学科

★日時:平成21年8月25日(火) 15時~17時

★会場:北大農学部中講堂

(酪農学園大学、帯広畜産大学にはテレビ会議システムにて配信)

★内容:ドイツは有機農業の先進国と言われています。セミナーではその背景となっている国民世論や生産技術、品質評価や流通について概説し、有機農業をささえる基礎研究や大学等での教育方法について紹介する予定です。

★講師紹介
1962年生まれ
マメ科植物の導入環境における物質循環の研究をし、2003年5-9月には北海道大学北方生物圏フィールド科学センター客員研究員として来学。現在は低栄養圃場での養分動態や物質循環について研究、教育を行う。

★問合せ先
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 生物生産研究農場 荒木 肇
TEL&Fax? 011-706-3645
E-mail? araki@fsc.hokudai.ac.jp

共催:北海道大学北方生物圏フィールド科学センター
食の安全・安心 北の3大学連携センター

Bookmark this post:
Digg Del.icio.us Reddit Furl Google Bookmarks StumbleUpon Windows Live Technorati Yahoo MyWeb

第4回農経シンポが開催されました

Posted on 7月31日 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

 第4回農経シンポが開かれました.今回の報告者は明治飼糧の畠山さんと帯広畜産大学の仙北谷先生でした.

 まず,酪農における経営継承問題について,畠山さんから報告していただきました.現在,農業従事者の高齢化に伴い,農業の担い手不足が大きな問題となっています.

 北海道の酪農も例外ではありませんが,近年,法人経営が増えたこともあり,従業員による継承や近隣の酪農法人と合併するなどして,経営を継承するケースが見受けられます.今後,こうした事例が増えることで,農地の集積が進み,更なる規模の拡大が期待されます.

 次に,ポーランドとチェコの青果物流通システムについて,仙北谷先生から報告がありました.中欧諸国は市場経済化に伴い,青果物流通システムが大きく変化しました.その中核施設として,卸売市場が整備されましたが,期待されたほどには機能していません.

 本研究は,社会主義時代の農地制度がその原因であることを明らかにしました.すなわち,ポーランドでは,小規模な土地所有が維持され,農作物の大部分が自家消費に回されるため,量販店への対応が困難な状態でした.一方,チェコでは,大規模な借地化が進み,卸売市場を介さず量販店と直接取引を行う傾向にありました.

 次回の農経シンポは9月に行われる予定です.

0907311

Bookmark this post:
Digg Del.icio.us Reddit Furl Google Bookmarks StumbleUpon Windows Live Technorati Yahoo MyWeb