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Archive for the '研究会' Category

第3回農経シンポ

Posted on 18 6月 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

農経シンポのご案内第3回農経シンポを開催いたします。

今回もテレビ会議システムを使い北大、酪農学園大と3大学を結んで行います。

 日 時 :6月25日(木) 13:30~
 会 場 :帯広畜産大学 総合研究棟1号館2階 
       E2501.02

-第1報告-

報告者:関根 久子(北海道農業研究センター)

報告テーマ:水田・畑作経営所得安定対策下における畑作経営の意向調査 
―十勝中央周辺部A町を対象として―

報告要旨:2007年度から施行された水田・畑作経営所得安定対策により、これまでの価格支持政策から所得補償政策へと農業政策が転換された。本報告では、この新しい政策に関して北海道畑作経営を対象に意向調査を行い、対策が経営に与える影響を明らかにすることを試みる。


-第2報告―

報告者:齋藤 久光(帯広畜産大学)

報告テーマ:エコフィードを給与して生産した豚肉に対する消費者の評価

報告要旨:資源循環への関心の高まりとともに、食品残渣を飼料として再資源化するエコフィードが注目されている。しかし、その由来から畜産物に対する評価の低下が懸念されている。本研究ではエコフィードを給与して生産した豚肉に対する消費者の評価について分析し、エコフィード普及に必要な条件を考察する。

前回はたくさんの方に参加いただきました。第3回もたくさんの方に参加して頂きたいと思います。宜しくお願い致します。

第2回農経シンポ ライブ上映

Posted on 29 5月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

帯広畜産大学にて行われた 第2回農経シンポ
Polycomライブ上映会場の一つである酪農学園では5名の参加がありました。

酪農学園からは、実採りとうもろこし栽培の後作の考え方について意見がだされ、
終了後もメールでの意見交換が行われています。

ライブ上映は通常の講義の時間とも重なるため、先生や学生さんの気軽な参加がやや難しいようですが、関心を持って参加していただける方が増えるように取り組みを進めていきます。

第2回農経シンポ ライブ上映

画面を通じて意見交換を行う様子

第2回農経シンポが開催されました

Posted on 29 5月 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

 5月28日帯広畜産大学において,第2回農経シンポが開催されました.今回も酪農学園大学,北海道大学の3大学連携で行われ,両大学からも多くの出席者がありました.

 まず,帯広畜産大学の樋口先生から,「実取りトウモロコシの経営的評価」というタイトルで,報告が行われました.酪農家では,現在,トウモロコシ全体を粉砕し,牛に給与しています.しかし,近年,配合飼料の価格が上昇していることから,実だけを収穫する機械を導入し,配合飼料の代わりに用いることが検討されています.また,トウモロコシを栽培する畑作農家のほうも,実を収穫した後のトウモロコシを畑に鋤きこむことで,畑の地力維持になると期待されています.

 そこで,2008年に,帯広畜産大学で行われた栽培及び収穫実験のデータを用いて,酪農家と畑作農家の経営にどのような便益をもたらすかについて分析を行いました.その結果,昨年のような飼料価格高騰や,トウモロコシによる地力向上という条件のもと,今後の普及が見込まれるという結果が得られました.出席者の方からも,栄養価などの点で議論が活発に行われました.

 次に,十勝農業試験場の原先生から,「経営研究者からみた現地実証型プロジェクトの進め方」というタイトルで,根釧農業試験場が,中標津のTMRセンター設立の際に,どのような形で地域貢献を行ったかについて,報告していただきました.TMRセンターへの参加状況としては,事業目的を共有した農家により設立された農家集団型と,地域のほとんどの農家が参加する地域集団型があります.

 前者では,目的が農家間で共有されていることもあり,設立や経営に大きな問題が生じることは少ないですが,参加農家が限られるため,地域経済に与える影響は小さくなります.一方,後者では,様々な農家が参加するため,設立や経営に対する農家間の意識の差が問題となりますが,多くの農家が参加することで,地域経済の改善につながると期待されます.

 中標津のTMRセンターは,当初は農家集団型での設立を考えていました.しかし,農業試験場が個々の農家の草地を分析し,経営診断を行うことで,当初は参加する意向ではなかった農家も,TMRセンターに参加することで得られる便益を具体的に把握することが可能となり,最終的には地域集団型で設立されました.

 現在,大学をはじめとする研究機関では,地域貢献が重要な課題となっています.本報告は,具体的に研究機関がどのような形で貢献できるかを明らかにした興味深い事例であったと思います.

会場の様子

TV会議システムを使った研究会予告

Posted on 07 5月 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

オヒョウモモ先月開催された、第1回農経シンポに引き続き、第2回農経シンポも、戦略連携事業で導入されたテレビ会議システムを使って、3大学を結んでおこないたいと思います。

報告テーマなど確定しましたので、正式版ということでお願いします。

日時:5月28日(木)午後1時半から
場所:帯広畜産大学総合研究棟I号館E2501, 02

報告者
第1報告
報告者:樋口昭則・樋口聖哉(帯広畜産大学)
報告テーマ:実取りトウモロコシの経営的評価-酪農経営と畑作経営の連携を前提とした評価-
報告要旨:
輸入穀物への依存度を低下させることは、わが国畜産の経営的安定性を確立するための課題といえる。本報告では、飼料用トウモロコシの子実を収穫し、サイレージとして利用するシステムの構築とその成立の可能性を考察する。

第2報告
報告者:原 仁(道立農業試験場)
報告テーマ:経営研究者からみた現地実証プロジェクトの進め方-TMRセンターの設立事例を通じて-
報告要旨:
農業研究機関では、現地実証型の研究プロジェクトが盛んに行われるようになり、プロジェクトリーダーの役割が、研究成果および普及に大きな影響を及ぼしている。
自称経営研究者である私の経験を踏まえて、今後、プロジェクトリーダーとなる後輩の経営研究者にエールを送る。

道央圏、また、畜大に行くのはちょっと遠い、とおっしゃるかたも、ぜひ酪農学園大学、北海道大学からご参加下さい。よろしくお願いいたします。