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Archive for 10月, 2009

「食の安全・安心基盤学」試行開講 ―テレビ会議で結ぶ3大学連携授業―

Posted on 30 10月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

3大学連携事業の柱となる 「食の安全・安心基盤学プログラム」の
「食の安全・安心基盤学」

10月23日に試行開講となる第1回目の授業が開催されました

食の安全・安心基盤学の講義は、
酪農学園大学・北海道大学・帯広畜産大学の教員による オムニバス形式の講義 として、
自然科学分野だけでなく、社会科学・人文科学分野から構成されるものです。
各々の大学をテレビ会議で結んで受講することにしています。

酪農学園大学 学長
開講に先立ち、3大学連携事業の取組代表者である酪農学園大学 谷山学長の挨拶がありました。

谷山学長からは、
3大学連携事業の教育プログラムが本格的に実施されることとなった。
今日からの講義は試行的ではあるが本格的な授業内容に沿って進められることになる。
食の安全・安心基盤学は
①3大学が持っている資源、特徴を活かしたコースとして開設されるもので、
②受講生は勉強した内容を地域で実践的に活かしていただき
③地域の発展に寄与していただきたい。
④担当する先生方には、新しい取組として発展させていくようお願いしたい、
との話をいただきました。

第1回目は
「20世紀型農業生産システムからの転換―持続可能な社会の成立:農業の役割とあり方―」
と題して、
酪農学園大学 酪農学研究科 干場信司教授が テレビ会議用カメラの前で講義を行いました。
講義風景講義風景
講義の中では、
1.なぜ「食の安全・安心」はおびやかわれているのか
①20世紀の農業の発展、
②何を優先してきたか?
③その結果は?

2.どのようにしたら良いのか?
①農業の基本的役割は?
②その実現方法は?
③総合的に評価する!
④「北の3大学連携」の意義
などについて、農村での調査データを基にして説明し、
「持続可能な社会の成立:農業の役割とあり方」 を 解き明かしました。
学生からは「20世紀型農業を評価するには、農村での衣食住をLCA的な手法で分析する必要があるのでは」といった鋭い指摘も出されました。
今回の受講生は酪農学園大学19名、北海道大学10名、帯広畜産大学5名で、
「今後、他の大学の先生の講義を受けることに期待し、楽しみにしている」という声も聞かれました。
今後、週1回のペースで2010年1月21日までに11回の講義が行われます。
コンピュータ画面が配信されている講義風景

食の安全・安心基盤学コースの開講

Posted on 28 10月 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

 来年度からの本格的な実施に向け,食の安全・安心基盤学コースを10月23日に試行的に開講しました.講義は毎週木曜日または金曜日の15:00-16:30で,2010年1月まで全11回開かれます.

 第1回目は,酪農学園大学の干場先生より,「20世紀型農業生産システムからの転換」というタイトルで,現在の農業生産システムではなぜ食の安全・安心が確保されないのかについて講義が行われました.TV会議システムを通して,酪農学園大学,北海道大学,帯広畜産大学の学生が,それぞれの大学から受講しました.

 今後の講義内容は,以下の通りです.

10月29日 安心のリスクコミュニケーション
11月 5日 循環型農業への転換:稲作と生き物 -環境負荷低減と「生き物」多様性-
11月12日 食品リスクと消費者の対応
11月19日 食料自給率・食料安全保障
        -食料自給率40%の日本で安全な食生活が可能か-
11月27日 安全の基準と対策:農薬の残留と毒性,重金属
12月 4日 品質管理と微生物汚染
12月10日 おいしさの評価    
12月17日 地場特産品と地域振興
 1月14日 工原料農産物の品質・安全管理
 1月21日 The食の安全安心基盤学:酪農大・北大・畜大教員によるディスカッション

 興味のある方は,各大学の担当者にお問い合わせください.

「酪農と他産業の関わり」~新たなビジネスの創造に向けて~

Posted on 09 10月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

北海道中小企業家同友会 南しれとこ支部 別海地区会から
連携センターに講師の依頼があり、表記のセミナーが開かれました。

別海サテライトを担当している吉野先生が報告しました。
午前中は別海高校で「酪農と経済」と題して70人ほどの生徒と教員を前に授業を実施しました。

午後は別海町交流館ぷらとにて、
酪農家、役場、農協、地元企業の皆さんを前に実施しました。

ぷらとでの講演が インターネットで視聴可能です。
※InternetExplorerでのみ閲覧可能です
       コンテンツ表示イメージ

臨場感ある初めての遠隔授業

Posted on 07 10月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

臨場感ある初めての遠隔授業―浜中サテライトと酪農学園大学とを結ぶ―


e59bb35 9月8日、浜中サテライトと酪農学園大学をテレビ会議で結び、初めて遠隔授業を実施しました。

浜中サテライトで定期的に実施している「放牧講座」を、酪農学園大学のテレビ会議スタジオから浜中サテライトへ、「放牧の有無と各項目の推移」と題して獣医学部ハードヘルス学ユニット中田 健教授の講義を配信しました。

← 手前側は酪農学園大学の中央館10FにあるTV会議室から中田先生が講義中


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 パワーポイントで作成した資料がテレビ画面に大きく映し出され、その横に中田教授の顔が映し出されています。
受講者は、離れていても資料と講演者の顔をみながら受講でき、同じ映像を配信側も見ながらの講義で、実際に教室で行っているとあまり差がないように見えます。

← 画面左側には浜中サテライトの受講者が映し出されている

 この授業では、「放牧」を積極的に取り入れようとしている浜中町の営農に係るデータを解析して、放牧を取り入れている酪農家と畜舎内で乳牛を飼養している農家の牛乳生産量や牛乳の品質、疾病の発生状況・供用年数の違い、濃厚飼料の給与量の違いなどを比較して、優位点・注意すべき事柄などを説明しました。夏季間は放牧されている乳牛も、冬季間は畜舎で飼養され、飼料の質や環境が全く異なることから、牛乳の生産量や成分も季節によって大きく変動することを十分理解して家畜を管理することが重要であることが話されました。





 講義終了後の質疑応答も教室と同じ感覚、双方の顔を確認しながら論議ができました。
放牧では乳中尿素態窒素の季節変動が大きいことにどのように対処したらいいのか、年間を通して牛乳の生産量や成分を安定させるにはどうしたらいいのか、などが主に論議されました。サテライトからデータの提供、連携センターから分析結果の報告を繰り返しながら、家畜の飼養管理に関する課題の解決を図っていくことを確認して、初めての遠隔授業を終了した。

 酪農学園大学と浜中サテライトは約400km離れており、JRで約6時間の距離にあるため、1コマ分の講義でも1泊2日の行程となるが、このシステムを利用すると1コマ分を2時間程度で行うことができます。双方都合のいい時間に合わせて、相当数の開講が可能です。研究室からテレビ会議スタジオまで約5分の移動で遠方の方々へ授業を配信できるため、「時間的にも体力的にも助けられる。が、旅の楽しみがなくなるのも寂しい」と陰の声もありました。

鹿追サテライトがテレビ会議システムでつながりました

Posted on 01 10月 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

先週末に鹿追サテライトにテレビ会議システムが入り、畜大との接続テストをおこなっておりました。9月30日は他大学との同時接続テストおよび簡単な使い方の説明をかねて、システムが設置されている鹿追町農協におじゃまいたしました。

詳細はこちら(畜大で農業経済を学ぶこと)にも記載しましたが、中野常務から「これを使ってこれまで以上に緊密に連絡を取っていきましょう。」と言っていただきました。

さて10月1日は別海町役場でおこなわれる会議に畜大からこのシステムを通じて参加いたします。
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