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Archive for the 'トピックス' Category

オホーツク地方自然公園構想国際シンポジウムのお知らせ

Posted on 09 2月 by 北大 | パーマリンク

2月22日紋別市文化会館、24日北大学術交流会館にて「オホーツク地方自然公園構想国際シンポジウム2010」が開催されます。連携センターも参加している実行委員会の主催です。

このシンポジウムは、フランスの地方自然公園を参考として、恵まれた自然環境、産業、文化遺産を有するオホーツク圏域の新たな地域振興ビジョンを求めて実施します。

キーワードは「オホーツク・テロワール」。フランス語で「土壌」「風土」等を意味し、オホーツク圏の風土に根ざした持続可能な地域振興構想を探ろうとするものです。

【記念講演】 食・人・テロワールと地域振興─食と自然・文化遺産の継承に寄せて─

講師:前パリ・ソルボンヌ大学総長 ジャン・ロベール・ピット氏

【ワークショップ】 オホーツク地方自然公園構想の実現に向けて

【参加費】 無 料 (お近くの会場へお越しください)

詳細につきましては、以下のリンクから開催案内チラシをご覧ください。

2/22紋別ラウンド

2/24札幌ラウンド

大学教育改革プログラム合同フォーラムin東京

Posted on 08 1月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

2010年1月7日、東京ビッグサイトにて「平成21年度 大学教育改革プログラム合同フォーラム」が開催され、連携事業を酪農学園大学の吉野宣彦先生が30分ほど紹介しました。約800名の聴衆に、先生はとても緊張された様子でした。



フロアーからは『この取組は来年で終わるのか? 永続的な取り組みなのか?』と質問があり、吉野先生は「地域からの期待は大きく、来年度で止めたいと思っている人はいない。『どうやるか』が問題」、「農協職員や普及員、高校教員の”研修”などで収益を得ることが具体的に考えられるが、それだけでは足りない。広い社会人教育などによって継続したい」と回答しました。

また『人員はどの程度配置しているのか』という質問に、「事業で雇用しているのは教員3名、研究員5名、事務職員4名。また、それぞれの大学で連携教員を合計30名程お願いしている」、「農村と信頼して取り組む経験豊富な人材の活躍がとても重要です」と、これまでの取り組みで明らかになってきたことを紹介しました。

吉野先生から一言、「講義や研修会に参加された学生・教職員皆さんの写真や映像もふんだんに使わせて頂きました。30分という制約ですので全てを紹介できませんでしたが、本当にありがとうございます。それから発表用に紹介ビデオを作りました。映像担当の山崎くん大活躍です。これもアップしますので是非皆さん見てください

同日行われたポスターセッションにも多くの方にお立ち寄り頂き、用意したおよそ200部の資料はめでたく”完売”となりました。

ポスターセッションの様子

JA全中で農業経営コンサルについて学ぶ

Posted on 30 11月 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

全中 11月最終日、酪農学園大学吉野先生、北海道大学小林さんと、帯広畜産大学仙北谷の3人で、東京大手町にあるJA全中本部に行き、JA全中宮崎本部が行う農家コンサルティング活動について、その取り組みのキーマンであった岩村さんからお話を聞いて参りました。

お話を伺う前は、大変失礼ながら、「節税対策であろうか」と思っていたところ、とんでもない。ここまで本気で個別農家のコンサルティングに取り組んでかなりの実績を上げている事例を、私は知りません。私は自分の予想を恥じ入りました。

農家の経営改善とJAの収益構造改革が表裏一体で進み、かつ、経営改善、技術改善が一体的に取り組まれています。よくお話を伺うと、コンビニ以上にロジスティックマネジメントが実現していることがわかります。これは相当奥深い。

現在、戦略連携事業では吉野先生を中心として経営コンサルティングシステムの構築に取り組んでおります。対象とする浜中町、別海町の協力を得ながら進めているのですが、今回伺ったお話も大変有意義なものとして生かされるものと信じております。

フォーラム『食の安全・安心とグリーン・ツーリズム』

Posted on 25 9月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

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 本日9月25日、午後1時より、酪農学園大学学生ホールにおいて、
フォーラム『食の安全・安心とグリーン・ツーリズム』が開催されます。

 すでにポスター・チラシ等でご案内済みですが、このHP上でお知らせしていませんでした。
準備等で慌ただしくすっかり忘れていました、大変申し訳ありません。
午後の開催ですのでこれからでも充分間に合います、お近くの方はぜひご参加ください。
参加費は無料です。

詳しい内容は上の画像をクリックするか右の→[案内チラシ]のリンクをクリックしてご覧ください。

道外サテライト視察報告その2~愛媛大学~

Posted on 11 9月 by 北大 | パーマリンク

≪8月19日・愛媛大学公開講座≫

19日は愛媛の松山市に移動し、愛媛大学にてワシントン州立大学のレイモンド・A・ジュソーム教授による「アメリカの大学エクステンションと地域連携」と題した講演を聴講してきました。

愛媛大学も県内3市(四国中央市・今治市・宇和島市)にサテライトを設置しています。今回の講演は、大学の地域貢献活動のなかでのサテライトの位置づけ、機能充実や発展方向を明確にするために、大学の地域貢献プログラムの先進地アメリカから専門家を招いて開催されました。

講演でジュソーム先生は、大学での専門知識を、どうやって農家に伝えていくか、その普及事業の歴史的な経過を、今後の課題を含めお話されていました。
普及員には段々と高度な知識が必要とされるだけでなく、地域問題に関する幅広い活動が求められるようになってきたことから、インターネットを通じたエクステンション活動が活発化されているようです。現在は財政的な制約が大きく、人的資源の削減や活動の幅の限界もあるようです。また、和歌山大の西川先生のご意見と同様に、活動に関する成果への圧力も高まっているとおっしゃられていました。

躍動感あふれるジュソーム教授

躍動感あふれるジュソーム教授



講演の後にはジュソーム先生、愛媛大学で今回の講演のコーディネーターをされた村田武教授(宇和島サテライト長)にお時間をいただきました。ジュソーム先生からは(高梨子と窪田へ)「girls be creative!」コネクションはいつ、どこでもできると、研究・活動ともに応援していただきました。

ジュソーム教授、村田教授と

ジュソーム教授、村田教授と



今回の視察では、我々の活動において人づくりが一つの課題であると感じされられました。まず、地域に積極的に問題を提起してもらうためにも、大学を主体としたものだけではない交流も必要ではないかと思われます。また、研究者同士も情報交換をし、最終的に共著の本を出版するなど、研究者として同じ目標に取り組むことも魅力になるのではないでしょうか。(了)