最新記事を表示する地域拠点型農学エクステンションセンター トップへ

Archive for the 'トピックス' Category

道外サテライト視察報告その1~和歌山大学~

Posted on 09 9月 by 北大 | パーマリンク

8月18日と19日、道外でエクステンション活動に取り組む二つの大学の視察に行ってきました。提案者である訓子府サテライト博士研究員・高梨子さん、これに畜大から博士課程・窪田さん、北大から札幌サテライト・松本の3名が参加しました。

現在、全国的に大学のサテライト設置が進むなど、様々なかたちでエクステンション活動が行われていますが、今回の視察先は和歌山大学と愛媛大学。ともに、地方都市や農村など「地域」をターゲットとしたエクステンション活動を行っており、同じく「地域拠点型」のエクステンションを掲げる我々の3大学連携にも有益な示唆を得る先進事例と捉えることができます。

この報告では、窪田さんの出張後の所感を中心に、各大学の取り組みに関する聞き取り内容や意見交換の様子を2回に分けて掲載いたします。

≪8月18日・和歌山大学≫

18日の午前中は、和歌山大学サテライト部特任助教の西川先生に、サテライト設置の経緯や現在の取り組み、課題などをお話いただきました。
和歌山大学は、早くからサテライト事業を展開し、地域ニーズに即した高等教育や生涯学習を実施されています。また、地域自治体や企業等と連携した地域活性化事業も行われており、自治体の施策に入って具体的なニーズを抽出したり、逆に専門家の意見を入れることで自治体内及び自治体間の連携をつなげていく、コーディネート的な役割も担っていたりと、地域密着コミュニティーという形を強調されていました。

そのために異業種交流の場として「なまけん会」の実施や地域シンクタンク「きのくに活性化センター」の事業を通して有機的な連携を作っているそうです。その中で、西川先生は、ただ地域が大学に依存するのではなく、地域のやる気を生かし、かつ大学側としても研究につなげられるような、両者にとってプラスの方向に働くような関係を構築する必要があるということをおっしゃられていました。一方で、これらの事業の成果を示すものとして、どういった項目が評価になるのかが課題となっているようです。

西川先生は、放課後活動と称して地域ボランティアにも貢献されており、人と人とのつながりを大切にされています。地域の意見を積極的に聞ける場への参加、また、そのような場の設置は、我々の活動においても重要になると思われます。

西川先生(右から2人目)と生涯学習教育研究センターにて

西川先生と生涯学習教育研究センターにて



午後は田辺市に移動し、県立情報交流センター「ビッグ・ユー」内にある紀南サテライトにお邪魔し、施設の見学などをさせていただきました。施設内には図書館や科学実験施設もあり、多くの地域住民が集まれる場です。

紀南サテライトの授業は、その中の研修室などを利用して行われています。学部の授業を受講できたり、一定の単位を取得すれば修士の学位を取ったりすることも可能だそうですが、和歌山大学から直接先生が来られていること、他のサテライト施設と基本的に授業内容が異なることは、「サテライトオフィス」というより「情報発信基地」という意味合いが強いように思われました。

紀南サテライト・古久保さんとの意見交換

紀南サテライト・古久保さんとの意見交換

e-ラーニングはじめましょう!

Posted on 14 7月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

 docebo(ドセボ)くんでお馴染みのLMSサーバを使ったe-ラーニングの授業がいよいよ公開されます。
docebokeiji1
 獣医学部ではすでに試験的に使用されていましたが、このたび農業経済学科の一部で使用開始となります。
 こちらの掲示用ポスターにもありますように、配布されたパスワードを入力してログインすることでネットで授業を視聴したり、資料・課題のダウンロードが可能です。これは学内向けの公開です。
 
 パソコンで授業を視聴したか否かは先生がサーバで確認できるので、授業を視聴して小テストを提出、試験勉強のために復習に利用することも可能です。
 
 今のところ、まだ不具合の発生が考えられるため視聴やダウンロードが難しい場合がありますので、現在試験的運用です。失敗してもあわてず、時間をおいて再チャレンジしてください。回線が混み合っているときや、操作が早すぎるときなども落ち着いて操作してみてください。

富良野サテライトの打ち合わせ

Posted on 02 6月 by 北大 | パーマリンク

先日6/1にJAふらのにお伺いして、富良野サテライトの取り組みについて打ち合わせをしてきました。午後からは、4月より富良野サテライトに常駐されている糸山健介博士研究員と4月以降の活動状況、今年度の取り組みについて打ち合わせをしました。

富良野サテライトとしては、北海道地域農業研究所とも連携しながらグリーンツーリズムに関する調査研究、「富良野ブランド」をキーワードにした地域振興などの課題に取り組んでいます。

打ち合わせの後には、富良野サテライトの運営に協力していただいている方の農場にお邪魔をしました。そこではJAふらののエーコープ内に設置されている「もぎたて市」というインショップに出荷しているほか、道内のレストランなどに、実に多くの種類の野菜を出荷されています。様々な生物的防除やコンパニオンプラントの栽培、混作・間作の組み合わせなどによって、農薬や化学肥料に極力頼らない方法で栽培を行っています。

どの作物とどの作物を組み合わせるか、どんな作物を隣に栽培するか、等パズルのような技術的試行錯誤を、とても楽しそうに実践されている取り組みの中に、教育・研究のヒントが隠されているのではないかと、同行した当事業事務局長の前田先生も感心されていました。

様々な種類、品種の野菜が植えられたハウス。その数は100種類をこえるということ

様々な種類、品種の野菜が植えられたハウス。その数は100種類をこえるということ

テレビ会議システムを使った研究会(予告)

Posted on 21 4月 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

シンポ案内先日、酪農学園大学で「農村サテライトにおけるデータベースの構築と分析システム化に向けて」、別名「干場VS吉野 エンドレスバトル第1弾」がおこなわれたのですが、これには北大、畜大からもテレビ会議システムを通して議論に参加することができました。

この研究会を通じて思ったことは、ご報告内容の興味深さとともに、ネットワークシステムの有効性・可能性の広がりです。道内の研究者がこのようなシステムを通じて日常的に研究会が開けたら大変効果的ではないかと思いました。

そこで、昨年来畜大で開催されている「農経シンポ」を、このシステムを使って酪農学園、北大からも参加いただこうということを企画いたしまして、4月30日に開催いたします。

研究会の内容を以下に示します。

日時:4月30日(木)午後1時半から
場所:帯広畜産大学総合研究棟Ⅰ号館EN3301-1, -2
報告:コントラクターにおける畑作受託の効果と運営安定化対策(山田 洋文、十勝農業試験場経営科)

案内のチラシは画像をクリックしてください。PDFファイルが表示されます。
畜大にこられなくても、酪農学園大学、北大に行くことができる方は、ぜひご参加をご検討下さい。

研究会終了後に懇親会がありますが、さすがにこれはテレビ会議を使うことができないのがちょっと残念です。

今後も農経シンポはできるだけテレビ会議システムを使っておこないたいと考えています。

雑誌記事などのご紹介

Posted on 15 1月 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

090115私たちの連携事業は始まったばかりですが,これから徐々にメディア等で紹介される機械が増えてくるものと思われます。このサイトでもこれらメディアで紹介された内容を掲載していきたいと思います。

ますはじめは,デーリィマン1月号で取り上げていただいた,干場センター長のインタビューです。記事をお読みいただくには,右の画像か,下のリンクをクリックしてください。

デーリィマン1月号[PDFファイル,約650kb]

これら記事は,左上の[3大学連携事業とは]から,[6.メディア]をご覧下さい。