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Archive for the '酪農学園大学' Category

「北海道農業の将来について話す会(仮称)」を開催

Posted on 09 8月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

 6月1日札幌において「北海道農業の将来について話す会(仮称)」が開催されました。

 この会は連携センター事務局が呼びかけ人となって、北海道農業が北海道産業の中核としての発展を支援するため、今、「何が必要で何ができるか」を話し合う場として設けたものです。 呼びかけに応じて参加していただいたのは以下の方々です。

 石坂裕幸コープさっぽろ農業賞・講座担当、
 上田一郎北海道大学大学院農学研究院長、
 折登一隆北海道農業研究センター長、
 加藤和彦北海道農政部経営支援担当局長、
 坂下明彦北海道大学大学院農学研究科教授、
 下小路英男北海道立総合研究機構理事、
 谷山弘行酪農学園大学学長、
 常俊優ノーステック財団副理事長、
 富樫研治北海道農業研究センター研究管理監、
 牧野壮一帯広畜産大学副学長、
 吉野宣彦酪農学園大学農業経済学科教授。

これに呼びかけ人として
 干場信司酪農学園大学酪農学部長、
 前田善夫酪農学園大学特任教授、
 須藤純一酪農学園大学特任教授、
 仙北谷康帯広畜産大学農業経済学分野准教授、
 小林国之北海道大学農学研究院特任助教
が出席した。

 「話す会」は、北海道農業の振興を支援するため、今、「何が必要で何ができるか」を話し合いながら、3大学連携事業が果たすべき役割、事業の発展方向についても、農業に関連する様々な機関の方から幅広い意見をいただくことで開催したものです。

 「話す会」での論議は次のように要約される。①日本の食料生産を考えたとき、北海道の役割は非常に大きく、北海道産業の中核を担っているが、産業として発展していくためには様々な課題があり、その解決が必要である。②課題解決は一機関の取組ではなく、行政や経済界、教育研究機関、農業団体が一体となり、各々の特性と資源を活かした総合的な取組が必要である。③このため今、もっとも必要なのはコーディネート役も担うことができる人材の育成である。④3大学連携事業は人材育成を農村サテライトでの地域農業の振興を図る取組と結合させて進められており、さらに発展させることが望まれる。これには、大学だけでなく関連する機関と連携して進めることが重要である。

 今回は初めての意見交換であり、総論的な話し合いとなったが、「会」の名称を正式に決め定期的に開催してくこと、次回以降はより具体的なテーマで論議すること、情報発信のも力を入れることなどを確認して終了した。

 紹介が遅くなりましたが、これからも「話す会」での論議を紹介していきます。

食の安全・安心基盤学I 循環型農業への転換(2):人・牛・環境に優しい酪農

Posted on 17 5月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

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 春の兆しが見えつつも風の強い寒い日が続いていましたが、先週ここ酪農学園にも桜が咲き始めました。今日は幾分暖かさが増したようにも感じます。

 「食の安全・安心基盤学Ⅰ」は、5月6日第3講、吉野宣彦先生による「循環型農業への転換(1):稲作と生き物」の講義が行われました。
 
 それに続き5月13日、第4講、須藤純一先生による「循環型農業への転換(2):人・牛・環境に優しい酪農」が行われました。

・北海道酪農の変遷と問題点 
・なぜ循環型が崩壊したのか 
・その実態について現状の経営実態から解析する、など実例を交えての講義でした。

 さて、今回の基盤学開講後、酪農学園大学ではコンピュータ画面とカメラ映像の合成により、遠隔地でも講師の身ぶり・手ぶりを交えた講義を受けられる仕組みを構築しました。(現在は酪農大からの講義のみ)

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 初めてこの方法に挑戦したのは、昨年の12月17日に行われた試行講義第9回、基盤学Ⅱ「地場特産品と地域振興」深澤先生の講義です。
 
 左は、今回配信された画面の画像で、講義資料(パワーポイント)の画面を指し示す須藤先生が映し出されています。


↓ こちらは、実際の撮影風景です。

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 ブルーバックの壁の前に先生が座り、前のモニターを見ながら画面にあわせて説明します。この方法だと、実際の教室での講義のように先生が目の前で話すような感じが出ますし、説明されている個所もわかりやすく見やすいのではないでしょうか。

次回「食の安全・安心基盤学Ⅰ」
日 時:5月30日(木)15時~16時半
テーマ:循環型農業への転換(3):畑作・園芸 単作から複合へ
担 当:帯広畜産大学

合同フォーラム吉野先生の熱弁

Posted on 08 1月 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

ビッグサイト国際会議場 すでに紹介されいている、東京ビッグサイトでの合同フォーラムの話です。

詳細については前の記事に紹介されているとおりなんですけど、私たちも採択されている文部科学省の戦略連携事業は、全国では54事業が採択されております。このうち文部科学省から15が選ばれて東京ビッグサイトのフォーラムでポスター報告をし、さらにその中の2つが分科会での報告に選ばれたのですが、私たちはその分科会報告に選ばれるという栄にあずかった訳なんです。

この戦略連携事業は「こういうふうにすすめなければならない」という形はないようです。ただし、大学の本務である教育、研究と地域貢献を、いかに効果的に効率的にすすめていくか、各大学が協力し合ってすすめていかなければならないということなんだと思います。

そのために、私たち「北の3大学連携」の取り組みが少しでも参考になれば幸です。

大学教育改革プログラム合同フォーラムin東京

Posted on 08 1月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

2010年1月7日、東京ビッグサイトにて「平成21年度 大学教育改革プログラム合同フォーラム」が開催され、連携事業を酪農学園大学の吉野宣彦先生が30分ほど紹介しました。約800名の聴衆に、先生はとても緊張された様子でした。



フロアーからは『この取組は来年で終わるのか? 永続的な取り組みなのか?』と質問があり、吉野先生は「地域からの期待は大きく、来年度で止めたいと思っている人はいない。『どうやるか』が問題」、「農協職員や普及員、高校教員の”研修”などで収益を得ることが具体的に考えられるが、それだけでは足りない。広い社会人教育などによって継続したい」と回答しました。

また『人員はどの程度配置しているのか』という質問に、「事業で雇用しているのは教員3名、研究員5名、事務職員4名。また、それぞれの大学で連携教員を合計30名程お願いしている」、「農村と信頼して取り組む経験豊富な人材の活躍がとても重要です」と、これまでの取り組みで明らかになってきたことを紹介しました。

吉野先生から一言、「講義や研修会に参加された学生・教職員皆さんの写真や映像もふんだんに使わせて頂きました。30分という制約ですので全てを紹介できませんでしたが、本当にありがとうございます。それから発表用に紹介ビデオを作りました。映像担当の山崎くん大活躍です。これもアップしますので是非皆さん見てください

同日行われたポスターセッションにも多くの方にお立ち寄り頂き、用意したおよそ200部の資料はめでたく”完売”となりました。

ポスターセッションの様子

本年もよろしくお願い致します。

Posted on 06 1月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

あけましておめでとうございます。
本年も「北の3大学連携」を よろしくお願い致します。

<告知>
明日 1月7日 東京ビッグサイトで行われる「平成21年度大学教育改革プログラム合同フォーラム」にて、本事業の取り組み紹介を? 約30分間 発表させていただきます。

http://www.bunkyo21.org/

このフォーラムに向けて、これまでの取り組みをまとめたブックレットも完成しました。
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