連続講演会「ふゆみずたんぼと生きもの調査」
Posted on 6月22日 by 酪農学園大学 |
連続講演会「ふゆみずたんぼと生きもの調査」
「生きもの調査の意義と調査方法」―田んぼ・農業・農村・地球―
地域拠点型農学エクステンションセンター(3大学連携センター)がNPO法人生物多様性農業支援センター・酪農学園大学農業経済学科・NPO法人民間稲作研究所・NPO法人田んぼ・創地農業21との共催で、「ふゆみずたんぼと生きもの調査」講演会を開催。
1回目を6月17日「生きもの調査の意義と調査方法」―田んぼ・農業・農村・地球―と題してNPO法人生物多様性農業支援センター副理事長岩渕成紀さんの講演会開催。
水田は顕微鏡で観察するような微生物から爬虫類・鳥類まで多様な生物の住処であり、管理の仕方で生息数が大きく変動することを、映像を交えて調査事例を基に講演。
また、ラムサール条約水田決議「湿地システムとしての水田の生物多様性の向上」が採択されたことを紹介。
水田が単に米の生産としてだけでなく、湿地システムとして機能を持ち、そこでの生物多様性が人々の健康や幸福に大きく貢献していることを強調。水田の適切な管理と利用によってその機能を保持・向上させることが生態的・文化的役割を果たしていくうえで重要となっていると締めくくった。
↑ (株)アレフの橋部さんによる道具の説明
次回は6月24日に実際に水田に入り、「生きもの」の生息を調査し、水田の生物多様性・多面的機能を学ぶこととしている。