社会人マイスター試行開講終了
3/8~10の日程で、北大富良野サテライトにおいて「食の安全・安心マイスター講座(試行開講)」が開催されました。当初の予定よりも一ヶ月ほどずれ込んだため、関係者各位にはご迷惑をおかけしましたが、当日は20名ほどのかたに集まっていただきました。
講義は3/8の午後から始まり、「食の安全・安心マイスター」制度の仕組みについて説明がされた後に以下の日程で進められました。
3/8
1.「食の安全安心基盤学とは?安全と安心の違い」小林国之氏(北海道大学)
2.「ふらの地方学(ジカタガク)と地域ブランド」坂下明彦氏(北海道大学)
3/9
1.「安全の裏側にある理論 -硝酸を取り巻く問題から-」
信濃卓郎氏((独)農研機構北海道農業研究センター)
3/10
1.「地元農業を理解する」
「山部メロン直売物語」 吉田幸夫氏(吉田メロン代表)
「東山の農業と農村づくり」 野村昌巳氏(野村農園代表)
「ふらのタマネギのブランド形成」 中元優氏
2.「安心を伝えるコミュニケーション」 隈本邦彦氏(江戸川大学)
当日は、地元の消費者、農業者、行政関係者、農業団体など様々な立場の方が集まっていただきました。また、南九州大学と秋田県立大学からも視察にお越し頂きました。
講義の参加された方からは、「硝酸の問題について、いろいろな側面から知ることが出来とても勉強になった。」、「安心をどうやって伝えるのかということについて、非常にすばらしい講義だった」などの感想が寄せられました。
「食の安全・安心マイスター」は、こうした講義(座学)にくわえて、受講生みずからが取組課題を見つけ、それを大学とも連携しながら解決するための「実践」を行うという「フィールドワーク」の二つからなっております。今後は「フィールドワーク」についても試行開講することになっています。どうぞご期待ください。