地域サテライト巡回:別海町編
Posted on 12月28日 by 帯広畜産大学 |
今月上旬におこないました,道東サテライト巡回のうち,別海町での模様をご紹介いたします。
別海町では,役場,教育委員会,農協(本所,営農支援センター),同町内にある根室生産連,それにいくつかの農場を訪問いたしました。
写真は同町内の森高農場です。ほかの写真はこちらでも紹介しておりますが,環境への配慮と放牧草地の管理が高度にバランスがとれていること,さらに放牧の導入が労働の軽減をもたらしていることなど,非常に注目すべき事例でした。道東農業の今後を考える上で非常に参考になる農場だと思います。
写真はその森高農場の乳牛です。外は氷点下なんですが,こうして草地の上で寝そべっており,牛舎は空です。放牧は牛にとっても気持ちがいいんでしょうね。
右の写真は,別海町農協の小島営農部長,樋野営農相談課長と,今後の事業の進め方について意見を交わしているところです。
別海町農協は農協合併を控えているのですが,これを機に農家にたいする営農指導事業に更に力を入れていこうとしています。
そのツールの一つとして,農協の組合員勘定,乳牛検定成績,共済の乳牛疾病に関するデータ,これらを連携させて経営分析をおこなうシステムの必要性が議論されています。本事業のメンバーである酪農学園大学吉野教授が開発したシステムに対して,農協も非常に期待しているようでした。