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Archive for 6月 26th, 2009

-連続講演会「ふゆみずたんぼと生きもの調査」第2弾-

Posted on 26 6月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

田んぼの「生きもの」調べてみました
-連続講演会「ふゆみずたんぼと生きもの調査」第2弾-

「ふゆみずたんぼ」を実際に行っている水田に入り、田んぼの土の中の生き物もの、用水路の生きものの種類と数を調べた。30数名の学生が参加し、NPO法人生物多様性農業支援センター田んぼの生きもの調査インストラクター橋部佳紀さんの指導で調査。

090626-12 大学の授業では経験できない「生きもの」の観察と調査に学生たちが真剣に取り組む。
(決められた地点で泥を採取)

090626-22 図鑑に照らし合わせながら「種」を確認、初めてみる「生きもの」には歓声もあがる。

090626-3 インストラクターの橋部さんもこの田んぼで初めてという絶滅危惧種IB類に指定されている「エゾホトケドジョウ」も見つかる。

田んぼで16種、用水路で14種の生息を確認。調査結果を基に、橋部さんから、水田環境と生き物の関係、水田の管理方法が生き物にどのような影響を与えているかの説明を受ける。田んぼの土壌中で最も多く生息していたのは「イトミミズ」で10aあたり約1,500万匹でした。

090626-4 水田とビオトープ

090626-5 橋部さんの説明をみんなで聞く

第3回農経シンポが開催されました

Posted on 26 6月 by 帯広畜産大学 | パーマリンク

 第3回農経シンポが6月25日に開かれました.今回は,北海道農業研究センターの関根研究員と帯広畜産大学の齋藤研究員がそれぞれ,「水田・畑作経営所得安定対策下における畑作経営の意向調査」,「エコフィードを給与して生産した豚肉に対する消費者の評価」というテーマで報告を行いました.

 これまで,水田・畑作経営所得安定対策のもと,農家がどのように作付を変えるかについて盛んに研究がされてきました.一方,今回の報告は,既存の作物に加え,新たにどのような作物を栽培したいかを農家に調査したものです.

 その結果,新しい作物を導入したいと考えている農家は全農家中1/3と少ないものの,大豆,緑肥,アスパラガスを新たに始めたいと考えている農家が多いことが示されました.さらに,国や農協に期待することとして,新品種開発や普及,機械の開発が挙げられました.

 次の報告では,食品廃棄物由来の飼料(エコフィード)が,消費者からどのような評価を受けているかについて,分析結果が報告されました.現在,年間1135万トンもの食品が廃棄されており,その有効利用が求められています.
 
 一方,日本の飼料自給率は20%台と低迷していることから,食品廃棄物を飼料として再利用することで,自給率の向上に貢献すると期待されています.しかし,食品残渣を飼料として用いることから,消費者の食肉に対する評価が低下するのではないかと懸念する農家も多く,エコフィード普及の妨げとなっています.
 
 そこで,エコフィードを給与して生産した豚肉に対する消費者の評価を,表明選考法を用いて分析した結果,一部の消費者からは否定的な評価を受ける一方,エコフィードが循環型社会の実現に貢献することから,資源リサイクルに関心が高い消費者からは肯定的な評価を受けていることが明らかとなりました.また,今後エコフィードの普及のためには,安全性が確保されていることを消費者に周知した上で,消費者のリサイクル意識を高めることが重要であることが示されました.
第3回農経シンポ