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Archive for 8月 12th, 2009

 「授業・実習の収録順調に進む、一部をweb上で公開開始」

Posted on 12 8月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

「授業・実習の収録順調に進む、一部をweb上で公開開始」

連携事業「食の安全・安全安心の基盤としての地域拠点型教育研究システムのネットワーク形成」の教育プログラムでは授業や実習を映像として記録し、これをeラーニングシステムにアップロードしています。平成22年度前期から学生や社会人がweb上でも学ぶことをできるようにします。

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授業は、授業収録システムを搭載したパソコンに、先生の動き、顔、声、スクリーンに映し出されたパワーポイントの画像などが記録されます。同時にビデオカメラでも収録しています。



←ノートPCの画面左上につい
ている、小さなWebカメラと
マイクで授業をしている先生
の映像と音声をリアルタイム
で収録

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これを合わせてeラーニングシステムにアップします。


受講できなかった学生や社会人、復習したい学生などが自分のパソコンで教室での内容をそのまま学ぶことができます。


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また、ビデオカメラで収録された実習の映像は言葉や図表だけでは理解し難い事柄をパワーポイントに載せて講義に利用できるようになります。










すでに一部の授業はweb上で視聴が可能です。いまは酪農学園の学生のみが対象です。酪農大学の連携教員、eラーニング研究会メンバーの方も視聴できます。酪農学園の他の先生方は、下記アドレスにアクセスしていただき、ゲストで視聴できます。システムが整いしだい、全教員職員に可能な授業を公開します。北海道大学や帯広畜産大学の学生、農村サテライトで地域の方々も視聴できるようになります。
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ご覧になった皆さん。連携センターにご意見、ご感想をお寄せ下さい。また授業収録システムの新規利用の方も募集中です。
講習会も随時実施します。より使いやすいシステムに作り上げていきます。







まずはDoceboにアクセスしてみて下さい。
↓ アドレスはこちら。
http://fs-lms.rakuno.ac.jp/docebo/
(酪農学園大学内からのみアクセス可能)

連続講演会「ふゆみずたんぼと生きもの調査」第3弾

Posted on 12 8月 by 酪農学園大学 | パーマリンク

連続講演会「ふゆみずたんぼと生きもの調査」
-「有機稲作技術の変遷と北海道における挑戦」-

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 連続講演会「ふゆみずたんぼと生きもの調査」第3弾は「有機稲作技術の変遷と北海道における挑戦」と題して、NPO法人民間稲作研究所代表稲葉光國さん(NPO法人生物多様性農業支援センター副理事長)を講師に迎えて開催しました。水田・稲作をモンスーン地帯に開花した「文化」として捉えること、これを支えてきたのが「多様な生き物」であり、今、この生き物が住みやすい環境を整え、活用することの重要性が強調されました。

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 北海道でも、生き物多様性を活用したイネづくりへの挑戦が始まっている。実践例を紹介しながら、課題と新たな技術がもつ意義が説明されました。

 有機稲作の大きな技術的課題は「除草」、これまで紙マルチやアイガモなどで対応してきたが、コストや環境上問題があるとした。


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 「ふゆみずたんぼ」として進められている有機稲作の大きな特徴は、「水管理と代かき」による「抑草」と「生物の多様性」を活用することにあることが紹介された。
 
 その他、種もみの消毒、成苗1本植えなどの特徴ある技術が紹介された。


 


 
 

 講義終了後、学生から提出されたレポートをみると、「食と環境の関連」、「水田の多様な生物相」などをキーワードとして印象深い講義であったことが記され、学生たちの「ものの見方、考え方」に大きな影響を及ぼしたようである。
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