基盤学第6回講義「細菌性食中毒」
Posted on 11月30日 by 帯広畜産大学 |
第6回基盤学講義が開講されました.今回は帯広畜産大学倉園先生より,細菌性食中毒について講義していただきました.食中毒の原因は,フグなどの自然毒や農薬などの化学物質など,数多くありますが,大腸菌などの微生物由来の食中毒が最も多く発生しています.
そこで今回の講義では,微生物とはどのようなものか,微生物によりどのように食中毒が引き起こされるのか,その予防方法と合わせて説明していただきました.具体的な事例として,O157として知られる腸管出血性大腸菌感染症とコレラについても解説していただきました.
食中毒については,第4回目の講義で,食中毒の発生リスクを消費者にどのように伝達するか,リスクコミュニケーションを中心に講義していただきましたが,今回は,その具体的な発生リスクについて学んだことになります.このように,3大学が連携して講義を行うことで,「食の安全安心」の実践に欠かせない知識について,社会科学だけではなく自然科学からの視点も合わせて学ぶことが可能となります.
次回は,12月4日(金)の3時から,帯広畜産大学の井上先生より,原虫病学について講義していただきます.