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基盤学第5回講義「食料自給率・食料安全保障」

Posted on 11月25日 by 帯広畜産大学 |

 基盤学講義5講目が開講されました.今回の講師は北海道大学の大崎先生で,食料自給率・食料安全保障について,世界の食糧生産の観点から説明がありました.

 石油に依存する20世紀型農業の結果,世界各地で水不足や,土壌侵食などの環境問題が引き起こされました.また,20世紀型農業は,耕地面積を拡大することで,森林破壊を伴いながらも,穀物生産を向上させてきました.

 一方,単収が高い品種を開発することでも,食糧の増産が達成されます.これまでも,発展途上国の農村に緑の革命をもたらしたIR8など,多収品種は数多く開発されてきました.その上で,更なる収量増加をもたらす技術として期待されている根の活性維持に関する研究について,分かりやすく解説していただきました.

 最後に,荒廃地の修復をいかに行っていくべきかなど,21世紀型農業システムの展望について説明していただきました.

 次回は,11月27日(金)の午後3時より,帯広畜産大学の倉園先生より,細菌性食中毒について講義していただきます.

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